Sixx: A.M. / Prayers For The Blessed (シックス・エー・エム)

Sixx: A.M. / Prayers For The Blessed
SixxAM5


ジェイムス、ニッキー、アシュバによるHRバンドの前作「Prayers For The Damned」の続編にあたる作品。
音楽的にはともかく、サポートのドラマー、2人の女性コーラスも揃えてビジュアル的にはモトリーっぽくなってます。

シックスA.M.の5th「Prayers For The Blessed」`16年リリース。

tr.1 Barbarians
冒頭のSEがちょっと邪魔ですがオープニングに相応しい勢いと即効性のあるメロディアス・ハード。
フロンティアズ系のメロハーに似てはいますが、リフがロケンロ~なのでアメリカンな味わいもあります。
アシュバのギターソロもたっぷり用意しておりインパクト充分な楽曲。

tr.2 We will not go quietly
キレとズルズル感を兼ね備えたトラックが抜群にイカす、へヴィ・ミッド。
パーカッシブなヴァースの歌メロでちょっと不安にさせますが、力強いメロディのサビを用意。

tr.3 Wolf at your door
腰の落ちたグルーヴとバウンシーなリフのヴァースからヒステリックなフックへ展開するへヴィ・ミッド。
メロディ自体は甘口ながら女声コーラスが効果的で攻撃的な仕上がりに。〆もコンパクトでイイ。

tr.4 Maybe it's time
冷たい質感のアコギにジェームスのビブラート過剰な寒い声が映える甘辛いスロウ。
トラックの装飾のわりに抑制の効いた品の良いメロディでギターソロも弾き過ぎず、大人の仕上がり。

tr.5 The devil's coming
縦にガンガン押してくるザックザクのリフとドラムが勇ましいアニメちっくなハードロック。
歌メロもトラックに合わせてドラマチックで甘め。

tr.6 Catacombs
DJアシュバのソロ。一分ちょいのシンプルなモノですが、かなりインパクトのある出来だと思います。

tr.7 That's gonna leave a scar
前のめりに疾走しつつもリフとベースでグルーヴも確保したヴァースと甘目のフックで構成されたHR。
ブリッジのギターソロも勢いと甘さを両立。tr.5と似てますがややこちらの方が出来がイイような。

tr.8 Without you
モトリー、ではなく、バッドフィンガーの人気曲のカヴァ。選曲がちょっと保守的過ぎますが良い仕上がり。
ヴァースのしょぼくれ感は原曲寄り、サビの過剰な盛り上げっぷりはマライア寄り、で両者のイイトコ取り。
彼らならではの部分としてはドラムとギターでハードロック然とした佇まいの演出に成功しています。

tr.9 Suffocate
掴みどころのイマイチ分からないアコギ・リフのヴァースとパワフルなフックの対比が印象的なハードロック。
凡庸なメロディをアレンジで強引にインパクトのある楽曲に仕立てた、ような。

tr.10 Riot in my head
こちらもアレンジの力が更に際立つメロウ・ミッド。メランコリックでへヴィな楽曲。
ブリッジではロック・オペラというかミートローフっぽいスケールの大きなコーラスが素晴らしい。

tr.11 Helicopters
ジェームスのしょぼくれた歌と爽やかなコーラスの落差が大きいスロウ。
メロディはちょっと弱いですがギターソロがしっかりカヴァーしており確かな聴き応えがあります。


前作よりもファットなプロダクションで愛想の良いメロディも揃えた超安定盤。
終盤メロディ、リフの質が悪くなりますがアレンジでがっつり聴かせるあたりは老獪です。
アシュバが適時良質なソロをしてくれるのでバンドとしての厚みも出た充実作。前作と合わせてどーぞ。

チャーリーおじさん新譜購入。

ザ・ギャップ・バンドで数々のクラシック・ファンクを生み出し
アーロン・ホールに多大な影響を与えた
スヌープの叔父さん、ことチャーリー・ウィルソンの新譜が出たのでゲトりんグ。

Charlie Wilson / In It To Win It
CW8

まず目を引くのが豪華なゲスト。
スヌープは当然、先行シングルでお披露目済みT.I.、ピットブル、ウィズ・カリファ、
更にロビン・シックとララ・ハサウェイ

↓ロビン・シックと。上品な甘さとヴィンテ~ジ感がタマラン。ロビンさん、イイ仕事っぷり。


中身の方は力を抜いた軽めの歌唱と楽曲中心でスムース・ジャズ寄りのアルバムかな?といったトコ。
ポップ過ぎずソウル過ぎず、落ち着いた印象。とりあえずはアタリの予感。
レビューはこちら。

After 7 / Timeless (アフター・セブン)

After 7 / Timeless
After74


エドモンズ家のケヴォン、メルヴィン、ジェイソンとLAリードの従兄弟キースの4人組R&Bヴォーカル・グループ。
ベイビーフェイスことケネス・エドモンズらのプロデュースで21年ぶりにリリースされた新作をレビュー。

アフター・セヴンの4th「Timeless」`16年リリース。

tr.1 Runnin' out
イントロから強烈に漂うベイビーフェイスらしい爽やかな甘さを提供してくれる、スムースなスロウ・ジャム。
しっとり系のコーラスに程好くポップな歌メロ、押し引きを弁えつつも充分な量のフェイク、とりあえず欲しいもの全部入り。

tr.2 Let me know
PVも用意された楽曲。制作は童顔師匠、ダリル・シモンズ、アントニオ・ディクソンらが参加したスロウ。
丁寧なコーラスと多彩なフェイクで派手に仕上げたフックはB2M/End of the roadを想起させる逸品。

tr.3 More than friends
ダリル、アントニオ、ベイビーフェイスが制作していますが、やや現代風のシンセ主体のメロウ・ミッド。
♪ガチャビン、ガチャビン♪のフレーズが妙に印象に残ってしまいますが、即効性に優れた楽曲です。

tr.4 I want you
師匠のアルバムに先駆けてリリースされた楽曲の師匠のリード入れ替えver.。制作はダリルと師匠。
トト/Georgie porgyに似たヴァースから鮮烈なフック、フェイクが乱れ飛ぶアウトロまで全く隙のないポップ・ミッド。
固めのドラムに軽やかなピアノ、煌びやかなシンセとモーグ・シンセによる味付けがなされたトラックも完璧。

tr.5 Too late
制作はダリルとDavid Andrew Edmonsという方。ヴォーカルでも参加している彼もベイビーフェイスの血縁でしょうか。
それなりに派手なトラックを用意していますが、ヴォーカル主体で聴かせるしっかりしたメロウ・チューン。

tr.6 Lovin' you all my life
ダリルと師匠による、トラックも歌メロもポップス方向に大きく舵を切ったポップ・チューン。
90年代に多くいたボーイズバンド系の楽曲でアフター7向きとは言い難いですが、即効性は抜群。

tr.7 If I
イントロやフックがディール/Sweet Novemberをしっとりさせた様に聴こえる激甘メロウ・ミッド。
制作は師匠とダリル、今作中の曲ではコーラスとリードの関係が分かり易くなっており懐かしい手触りです。

tr.8 Everything
ココからの3曲は師匠抜きです。制作はDemonte Poseyとダリル、細いコーラスを重ねたメロウ・ミッド。
トラック、歌メロともちょいスリリングで分かり易い仕上がり。

tr.9 Betcha by golly wow
スタイリスティクス及びコニー・スティーヴンス/Keep glowin strongのカヴァ。制作はtr.8と同じ。
昨年鬼籍に入られた殿下もカヴァしていた人気曲ですが、アフター7のモノはシンプルかつ圧倒的。
スタイリスティクス版のドリ~ミ~感を大きく増し、ドラマチックなのに極めて落ち着いた仕上がりに。

tr.10 Home
ゴスペルにも似た荘厳な雰囲気を醸し出すこってり系のスロウ。
プロデュースの方向性がtr.9と似てしまっているのでやや冗長な印象があり、〆としては物足りないかも。


会心の一発"I want you"だけではなく聴き所の多い素晴らしいアルバム。師匠抜きでダレる終盤にはtr.9という一撃を用意。
ジャケットから窺える老けっぷりからは想像も付かない強力なメロディと逞しい歌唱が詰まった作品です。
個人的に残念なのはこっそり期待していたJonBの不参加。替りに3rdと比べてソウル純度は高めになっております。

'16年のお気に入り。

例年のごとく昨年2016年のお気に入りをダラっと。

15年はここ。

○まずは曲ごと。

no.1 Silk / Love 4 u 2 like me

多分一番聴いたのがコレ。ポップ過ぎるけど抗えない磁力。

no.2 Suchimos / Mint

これはしょ~げき的な一発。日本製という事を差し引いても上出来。

no.3 Gold Swagger / I can't wait

トラックもさることながらマヤ・アズセナの押し引き巧みな歌唱が良過ぎ。

no.4 Rob Zombie / Get high

単純、豪快。ちょっとおつむの足りないアタシにはありがたい曲。

no.5 Pretty maids / last beauty on earth
※音源が無いんで停滞期のアルバムからのオススメでお茶を濁しておきます。

激甘もイイけど、繊細な甘さも分かっちゃう気配り上手なメイドさん。

アフター7の"I want you"は一応'15年発表って事で除外。師匠ver.ならno.2に入れます。

○アルバムごとで。

no.1 Keith Sweat / Dressed To Impress
KeithSweat12
ゲストも凄いが本人も凄い。変わらないのは予定調和ではなくファンへの気遣い。

no.2 Pretty Maids / Kingmaker
PrettyMaids15
まだシンセ過多だったりグルーヴ系が不足したりはありますが、とにかく出来が良い。

no.3 Gold Swagger / Gold Swagger
GoldSwagger1
ソウルと関係ないトコからこんな濃ゆいソウルが。探してきた人はえらいなぁ。

no.4 Silk / Quiet Storm
Silk7
珍しく濃さよりも分かり易さを選択。リルG復帰も大変効果的。

no.5 Sixx AM / Prayers For The Blessed vol.2
SixxAM5
しっかりへヴィでメロディは甘くてポップ。ジェームスは天才じゃあるまいか。

次点はディファイアンツっすかね。

○特別賞的なやつ。

今回は無し。強いてあげるならサチモスのEP。
それとベイビーフェイス師匠の復活。アルバム聴いてないっすけど、評判はかなりイイみたいです。


今回は楽曲はキースを入れるか迷ったくらいだけどアルバムは力作ぞろいで迷いました。
傾向としてはアーバン系は超豊作、ロックはちょっと絞り過ぎたせいか数不足かな?と。
ロックは充分盛り上がってるんで自分から探さなくてもイイのが見つかるんで油断してました。

サチモス新作購入。

オサレの最先端をうっかり走ってしまいまして、サチモスの2ndをゲトりんぐ。

サチモス / the Kids
サチモス2

タワーとかアマゾンとかじゃなくて近所のゲオで買える新譜なんて・・・もう間違いなくオサレ。
限定盤に早速プレミア付いてるみたいですが、オサレ過ぎて付いていけないので通常盤で。

で、前作ではジャミロクワイに良く似た感じでしたが、今回、特に後半はファン・ラヴィン・クリミナルズっぽい感じ。
チンピラ感は薄いけどジャズ、ファンクなんかの要素をロックで仕上げてダルいヴォーカル乗っけたあたりは近いかな、と。
ATCQ/Stressed out ネタの曲なんかもあったりしてあんま若い子向けじゃないかも。


この曲がオープングナムバー、ダルダルなのはいいけど音数多すぎて好みじゃないなぁ。

レビューはこちら。
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