Rob Zombie / Electric Warlock Acid Witch Satanic Orgy Celebration Dispenser (ロブ・ゾンビ)
Rob Zombie / Electric Warlock Acid Witch Satanic Orgy Celebration Dispenser

映画監督としてもミュージシャンとしてもがっつり実績をあげつつもB級感を失わないゾンビさん。
これまで同様にロブとジョン・ファイヴを中心に制作された新作をレビュウ。
ロブ・ゾンビの6th「 Electric Warlock Acid Witch Satanic Orgy Celebration Dispenser」`16年リリース。
tr.1 The Last Of The Demons Defeated
一応ヴォーカル入りですが単調な繰り返しに終始。いわゆるイントロってやつでしょう。
トラックは重量感とインパクトのあるものなのでちょっと勿体ないかな。
tr.2 Satanic Cyanide ! The Killer Rocks On !
重たく引きずるトラックにちょいバウンシーなラップを乗せたどろどろへヴィ・ミッド。
サビはヴァース以上に引きずって歌メロも間延びしてしまっているのでイマイチ。
tr.3 The Life And Times Of A Teenage Rock God
原始的なパーカッションと電子音で飾ったヴァースと分かり易く力強いフックで構成されたミッド。
2ndヴァースは同系統の大先輩アリス・クーパーに似た歌声もあって耳に残る楽曲。
tr.4 Well, Everybody's Fucking In A U.F.O.
ありそうでなかったほぼ全編ラップ風のヴォーカルで押し切りながら、メリハリもつけたメタル・コア。
弟のスバイダーが所属するパワーマン5000に近い味付けで、凶暴だけど単純で聴き易い曲。
tr.5 A Hearse That Overturns With The Coffin Bursting Open
ほぼギターのみのしっとりというかどんより系のインスト。
tr.6 The Hideous Exhibitions Of A Dedicated Gore Whore
安くてサイケデリックなシンセが耳に残るトラックに、ポップな歌メロを乗せたミッド。
愛想の良い楽曲を悪趣味な音で仕上げてあり不気味ながら即効性にも優れた逸品。
tr.7 Medication For The Melancholy
サイケデリックな電子音が乱れ飛ぶ、前のめりで陽性なメロディを持ったポップ・チューン。
かなり即効性が高く愛想の良いフックとリフを持った、素直に楽しめる良曲。
PVでは楽曲に合わせてハイテンションで踊る70年台風の格好をしたロブさんが見れます。
tr.8 In The Age Of The Consecrated Vampire We All Get High
ずっしり重いリフを備えたバウンシーなへヴィ・ミッドでtr.4とは違うタイプながらほぼラップ・メタル。
単純なサビの多い今作でも特に単純なうえに極めてキャッチィなモノを用意した即効性抜群の楽曲。
tr.9 Super-Doom-Hex-Gloom part one
ほぼ電子音のみで構成されたしっとりというかアレな感じのインスト。
tr.10 In The Bone Pile
ヴァースもフックも極めて分かり易く単純なものを繰り返す、一聴して耳を捉えるへヴィ・ミッド。
跳ねるヴァースと一応メロディのあるフックでメリハリも確保してあり、手抜き感は感じません。
tr.11 Get Your Boots On ! That's The End Of Rock And Roll
ブギー調の泥臭い重さとグルーヴに汗臭い粗野なコーラスが映える、オットコマエな逸品。
勢い良く跳ねるベースとドラムにそこそこポップな歌メロ、癖を抑えて普通のハードロックに仕上げ。
tr.12 Wurdalak
アウトロかと思ったら、実はちゃんとした楽曲として仕上げられた重苦しいスロウ。
スクリュード・ミックスを施したようなどろどろと伸びきった楽曲なので無くても大丈夫。
数秒の無音の後、どんより系のピアノ・ソロが入っており、こっちが本当のアウトロ。
ほとんどの曲が3分未満という潔くまとめられたアルバム。過去作に比べポップさで劣る分を補っています。
ホラー感を出すための冗長な演出も最小限に抑えられておりさらっと聴けて何度でもおかわりできる作品です。
恐らくロブ・ゾンビのキャリアを代表するような一枚にはならないでしょうが、ヴェテランらしい安定感のある一枚。

映画監督としてもミュージシャンとしてもがっつり実績をあげつつもB級感を失わないゾンビさん。
これまで同様にロブとジョン・ファイヴを中心に制作された新作をレビュウ。
ロブ・ゾンビの6th「 Electric Warlock Acid Witch Satanic Orgy Celebration Dispenser」`16年リリース。
tr.1 The Last Of The Demons Defeated
一応ヴォーカル入りですが単調な繰り返しに終始。いわゆるイントロってやつでしょう。
トラックは重量感とインパクトのあるものなのでちょっと勿体ないかな。
tr.2 Satanic Cyanide ! The Killer Rocks On !
重たく引きずるトラックにちょいバウンシーなラップを乗せたどろどろへヴィ・ミッド。
サビはヴァース以上に引きずって歌メロも間延びしてしまっているのでイマイチ。
tr.3 The Life And Times Of A Teenage Rock God
原始的なパーカッションと電子音で飾ったヴァースと分かり易く力強いフックで構成されたミッド。
2ndヴァースは同系統の大先輩アリス・クーパーに似た歌声もあって耳に残る楽曲。
tr.4 Well, Everybody's Fucking In A U.F.O.
ありそうでなかったほぼ全編ラップ風のヴォーカルで押し切りながら、メリハリもつけたメタル・コア。
弟のスバイダーが所属するパワーマン5000に近い味付けで、凶暴だけど単純で聴き易い曲。
tr.5 A Hearse That Overturns With The Coffin Bursting Open
ほぼギターのみのしっとりというかどんより系のインスト。
tr.6 The Hideous Exhibitions Of A Dedicated Gore Whore
安くてサイケデリックなシンセが耳に残るトラックに、ポップな歌メロを乗せたミッド。
愛想の良い楽曲を悪趣味な音で仕上げてあり不気味ながら即効性にも優れた逸品。
tr.7 Medication For The Melancholy
サイケデリックな電子音が乱れ飛ぶ、前のめりで陽性なメロディを持ったポップ・チューン。
かなり即効性が高く愛想の良いフックとリフを持った、素直に楽しめる良曲。
PVでは楽曲に合わせてハイテンションで踊る70年台風の格好をしたロブさんが見れます。
tr.8 In The Age Of The Consecrated Vampire We All Get High
ずっしり重いリフを備えたバウンシーなへヴィ・ミッドでtr.4とは違うタイプながらほぼラップ・メタル。
単純なサビの多い今作でも特に単純なうえに極めてキャッチィなモノを用意した即効性抜群の楽曲。
tr.9 Super-Doom-Hex-Gloom part one
ほぼ電子音のみで構成されたしっとりというかアレな感じのインスト。
tr.10 In The Bone Pile
ヴァースもフックも極めて分かり易く単純なものを繰り返す、一聴して耳を捉えるへヴィ・ミッド。
跳ねるヴァースと一応メロディのあるフックでメリハリも確保してあり、手抜き感は感じません。
tr.11 Get Your Boots On ! That's The End Of Rock And Roll
ブギー調の泥臭い重さとグルーヴに汗臭い粗野なコーラスが映える、オットコマエな逸品。
勢い良く跳ねるベースとドラムにそこそこポップな歌メロ、癖を抑えて普通のハードロックに仕上げ。
tr.12 Wurdalak
アウトロかと思ったら、実はちゃんとした楽曲として仕上げられた重苦しいスロウ。
スクリュード・ミックスを施したようなどろどろと伸びきった楽曲なので無くても大丈夫。
数秒の無音の後、どんより系のピアノ・ソロが入っており、こっちが本当のアウトロ。
ほとんどの曲が3分未満という潔くまとめられたアルバム。過去作に比べポップさで劣る分を補っています。
ホラー感を出すための冗長な演出も最小限に抑えられておりさらっと聴けて何度でもおかわりできる作品です。
恐らくロブ・ゾンビのキャリアを代表するような一枚にはならないでしょうが、ヴェテランらしい安定感のある一枚。
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