Alice Cooper / Brutal Planet (アリス・クーパー)
Alice Cooper / Brutal Planet (アリス・クーパー)

デビューから40余年過ぎて未だ現役。ショック・ロックの帝王、アリスおじいちゃん。
親しみにくいヴィジュアル・コンセプトと対照的に音楽の方は結構ポップなものが多いです。
アリス・クーパーの多分22th「Brutal Planet」`00年リリース。
tr.1 Brutal planet
年甲斐もなく流行りの音をがっつり取り込んだへヴィ・ミッド。
凶暴に歪んだギターがアリスの声に似合い過ぎた、貫禄あふれる楽曲。
tr.2 Wicked young man
ドリフのズンドコ節にそっくりなので日本人の耳にはかなり御茶目に聴こえるであろうバウンシーなミッド。
リフは当然として歌メロも分かり易くてカッチョイイんですが、どうにも脳内で志村けんが踊っちゃう。
tr.3 Sanctuary
ちょっと珍しいかもしれない前のめりな感じがパンキッシュなハードロック。
ヴァースが語りなので取っつき難いかと思いきや、フックは思い切りポップ。
tr.4 Blow me a kiss
歌メロはいつもの分かり易く単純なモノながらモダン・へヴィネスの意匠を帯びたへヴィ・ミッド。
インダストリアル・メタル的な音とラップ・メタル的な隙間のあるトラックは良く出来ています。
tr.5 Eat some more
どろどろへヴィ・ミッド。聴きづらいタイプの楽曲を聴きやすく仕上げてあります。
tr.6 Pick up the bones
暗く沈んだヴァースから攻撃的なフックへ自然に展開するへヴィ・ミッド。
おぞましいリリックと良く合うどろどろ感とそれに似合わぬ聴き易さを兼ね備えた曲です。
tr.7 Pessi-mystic
ラップ・メタル系のバンドに良くあるヴァースとフックの落差が大きい楽曲。出来はイマイチ。
tr.8 Gimme
主役の不気味な声と足りない歌唱力が非常に良く合う、どろどろハードロック。
歌メロはかなりキャッチィで重苦しいトラックながら即効性も高め。
tr.9 It's the little things
直線的なビートとリフで突っ走るロケンロ~ル。今作では最もポップで分かり易い曲だと思います。
現代的な装飾も控えめでシンプルに仕上げられたせいか、クラシック・ロックの趣すら漂う楽曲。
tr.10 Take it like a woman
ストリングスをしっかり入れてギターソロも多めに、程よくドラマチックに仕上げたスロウ。
物凄く出来が良いってわけじゃないですが、抑えるべきツボをちゃんと抑えた良曲です。
tr.11 Cold machines
マリリン・マンソンっぽいトラックにやや明るめで即効性の高いメロディを乗せたポップ・ミッド。
リフの重さに対してちょっとサビは明る過ぎる気もしますが、アルバムの〆としては贅沢な品質の楽曲。
○日本盤にはボーナス・トラックが1曲。
tr.12 Can't sleep, clowns will eat me
カヴァーだとしばらく思い込んでいたほどキンクス/You really got me に似たロケンロ~ル。
日本でこっそりなら見逃してもらえる、って事でしょか。完全にアウトなので、勿論出来は良いです。
売れ筋の楽曲の傾向と対策をしっかり取って違和感なく聴けるレヴェルまで仕上げた、手堅い作品。
グランジ以後のロックが全く分からん、という方にアリス先生が噛み砕いて丁寧に説明してくれるアルバム。
対応出来るアリスが凄いのか対応されてしまう現代のロックが凄くないのか、悩む一枚でもあります。

デビューから40余年過ぎて未だ現役。ショック・ロックの帝王、アリスおじいちゃん。
親しみにくいヴィジュアル・コンセプトと対照的に音楽の方は結構ポップなものが多いです。
アリス・クーパーの多分22th「Brutal Planet」`00年リリース。
tr.1 Brutal planet
年甲斐もなく流行りの音をがっつり取り込んだへヴィ・ミッド。
凶暴に歪んだギターがアリスの声に似合い過ぎた、貫禄あふれる楽曲。
tr.2 Wicked young man
ドリフのズンドコ節にそっくりなので日本人の耳にはかなり御茶目に聴こえるであろうバウンシーなミッド。
リフは当然として歌メロも分かり易くてカッチョイイんですが、どうにも脳内で志村けんが踊っちゃう。
tr.3 Sanctuary
ちょっと珍しいかもしれない前のめりな感じがパンキッシュなハードロック。
ヴァースが語りなので取っつき難いかと思いきや、フックは思い切りポップ。
tr.4 Blow me a kiss
歌メロはいつもの分かり易く単純なモノながらモダン・へヴィネスの意匠を帯びたへヴィ・ミッド。
インダストリアル・メタル的な音とラップ・メタル的な隙間のあるトラックは良く出来ています。
tr.5 Eat some more
どろどろへヴィ・ミッド。聴きづらいタイプの楽曲を聴きやすく仕上げてあります。
tr.6 Pick up the bones
暗く沈んだヴァースから攻撃的なフックへ自然に展開するへヴィ・ミッド。
おぞましいリリックと良く合うどろどろ感とそれに似合わぬ聴き易さを兼ね備えた曲です。
tr.7 Pessi-mystic
ラップ・メタル系のバンドに良くあるヴァースとフックの落差が大きい楽曲。出来はイマイチ。
tr.8 Gimme
主役の不気味な声と足りない歌唱力が非常に良く合う、どろどろハードロック。
歌メロはかなりキャッチィで重苦しいトラックながら即効性も高め。
tr.9 It's the little things
直線的なビートとリフで突っ走るロケンロ~ル。今作では最もポップで分かり易い曲だと思います。
現代的な装飾も控えめでシンプルに仕上げられたせいか、クラシック・ロックの趣すら漂う楽曲。
tr.10 Take it like a woman
ストリングスをしっかり入れてギターソロも多めに、程よくドラマチックに仕上げたスロウ。
物凄く出来が良いってわけじゃないですが、抑えるべきツボをちゃんと抑えた良曲です。
tr.11 Cold machines
マリリン・マンソンっぽいトラックにやや明るめで即効性の高いメロディを乗せたポップ・ミッド。
リフの重さに対してちょっとサビは明る過ぎる気もしますが、アルバムの〆としては贅沢な品質の楽曲。
○日本盤にはボーナス・トラックが1曲。
tr.12 Can't sleep, clowns will eat me
カヴァーだとしばらく思い込んでいたほどキンクス/You really got me に似たロケンロ~ル。
日本でこっそりなら見逃してもらえる、って事でしょか。完全にアウトなので、勿論出来は良いです。
売れ筋の楽曲の傾向と対策をしっかり取って違和感なく聴けるレヴェルまで仕上げた、手堅い作品。
グランジ以後のロックが全く分からん、という方にアリス先生が噛み砕いて丁寧に説明してくれるアルバム。
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