Arcade / Arcade (アーケイド)
Arcade -reissue- (2012/07/23) Arcade 商品詳細を見る |
ラットのスティーヴン・パーシーとシンデレラのフレッド・コーリーが中心になったバンド。
アーケイドのデビュー盤「Arcade」`93年リリース。
tr.1 Dancin' with the angels
勢い重視のソリッドなロケンロ~ル。特にヴァースのラフなノリがイカす。
リフ、メロディともに強力で即効性にも優れています。
tr.2 Nothin' to lose
艶のあるギターとパーシーの粘ついたヴォーカルが好相性なミッド。
歌メロは弱いですがリフ、リード・ギターがかなり良いので退屈はしないはず。
tr.3 Calm before the storm
単調なリフと間延びした歌メロに妖しい魅力があるヘヴィ・ミッド。
ギターソロも格好良いと思いますが、肝心のサビが弱いのでインパクト不足。
tr.6 Never goin' home
スティーヴンの声質を考慮に入れるとかなりポップと言える楽曲。
メロディの甘さに対してギターは弾き過ぎな傾向があるので煮え切らない出来。
tr.7 Messed up world
気だるいノリですがほんのり甘いメロディを用意しており分かり易いミッド。
フックはしっかりコーラスで飾ってギターの分量も程好い、愛想の良い楽曲です。
tr.8 All shook up
ベースとギターがばいんばいん跳ねるオトコマエなロケンロ~ル。
疾走感とタイトな演奏のせいでラフさがイマイチ生かせていないのが実に惜しい良曲。
tr.9 So good so bad
透明感のあるアコギとコーラス主導の甘切なくて即効性の高いスロウ。
勿論スティーヴンの粘着質な声で台無しになってはいますが、メロディの良さはかなりのもの。
tr.12 Mother blues
スティール・ギターが爽やかな気だるさと柔らかさが同居するメロウ・ミッド。
意外にもスティーヴンの声と相性が良く無理の無い甘さと愛想の良さがあります。
tr.13 Reckless
太いベースの上でギターとヴォーカルがくねる猥雑なロケンロ~ル。
メロディはイマイチですが、キレと粘りのバランスが良く勢いで聴かせる楽曲です。
ヴォーカルが個性的過ぎるのでラットの影がちらつきますが、ストレートなハードロックが中心。
同時代の作品と比べて控えめなプロダクションになっているので今でも聴ける作品です。
必聴という程の内容では無いので、ラットのアルバムを一通り聴いてまだ足りないなら、どうぞ。
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