Fun Lovin' Criminals / 100% Colombian (ファン・ラヴィン・クリミナルズ)


100% Colombian100% Colombian
(1998/08/24)
Fun Lovin' Criminals

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デビュー時はオサレ・ミクスチャー・バンドでしたがアーバンな方向性へ進化。
コンスタントに、とは行かないまでも忘れた頃にアルバムをリリースし続けています。

ファン・ラヴィン・クリミナルズの2nd「100% Colombian」`98年リリース。

tr.1 Up on the hill
気だるくも爽やかなジャジィ・ミッド。
地味なフックもサックスと絡めてしつこく繰り返す事で耳に馴染み、程々のキャッチィさと中毒性を両立。
嫌味無くお洒落な仕上がりの絶品スムース・ミッドです。

tr.2 Love Unlimited
渋い味付けの単調なメロウ・ミッド。
曲自体に強力な魅力があるわけではありませんが、tr.1からの流れとしてはかなり良い雰囲気。

tr.4 Korean bodega
前作路線に近い荒っぽさがイイ、ファンキーなミクスチャー・ロック。
色々な要素を少しずつ取り込んでいますがあっさり目な仕上げ。

tr.5 Back on the block
スムースなジャジィ・ヒップホップにちょい前のめりなラップを乗せたメロウ・ミッド。
ビートはラップ同様やや走ってますがウワモノとパーカッションで激スムースに聴かせてくれます。

tr.6 10th street
ロカビリーっぽいヴァースとギターが喧しいパンキッシュなフックを持ったアップ。
ギターソロも多めに挿入してハードに仕上げ。

tr.7 Sugar
爽やかなギターと多分ハモンド・オルガンが主体のホンワカ系ミッド。
歌メロは地味ですがゆるく甘いトラックで分かり易い楽曲になっています。

tr.8 Southside
ハードなギターとエフェクト付きのヴォーカルを前に出したミクスチャー・ロック。
似合わない汗臭い集団コーラス入りでギャングスタちっくな雰囲気。

tr.9 We are all very worried about you
ほんのり甘いフルートが染みる侘しいトラックにくたびれたラップが乗るスロウ。
音こそオサレでリッチですが90年代初頭のGラップに通じるやるせないメロウネスがタマラン逸品。

tr.10 All for self
ファンキーかつハードにうねるギターがイカす、ミッド・ファンク。
ダルい声で畳み掛けるラップや鮮やかなブラスも魅力的な良曲。

tr.11 All my time is gone
気だるく甘い夜の雰囲気が濃厚に漂うジャジィ・ミッド。
単調ながら耳を捕らえるフックと甘いサックス、パーカッションのハネ具合も絶妙。

tr.12 Big night out
スリリングなミッド・ファンク。前作の楽曲を綺麗に整えた印象の楽曲。
後半は転調してハードロック風のバラードになってしまいますが悪くない出来。

tr.13 Mini bar blues
親しみ易いオールディーズ感が心地良い、陽気な音とメロディを持ったゆるふわブルーズ。

tr.14 Nisty nut9
インストルメントゥルに近いポップなロカビリー。
裏ジャケに記載が無いので一応隠しトラックでしょうか。


キャッチィな楽曲はいつも以上に少ないですが楽曲の質が高く統一感のあるアルバム。
流し聴きしているうちに自然と染み込んでくる曲が多く一日中聴いていられる飽きのこない作品です。
彼らのオフィシャル・ホームページではライヴ盤が発売中のようです。
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テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

Candy Dulfer / For The Love Of You (キャンディ・ダルファー)


For the Love of YouFor the Love of You
(1997/10/28)
Candy Dulfer

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プリンスの作品への参加で注目されたオランダの美人サックス・プレイヤー。
美人+フュージョンなので御洒落、という印象を裏切る図太いファンクも得意なイカすおねーさん。

キャンディ・ダルファーの4th「For The Love Of You」`97年リリース。

tr.2 Saxy mood
バインバインと跳ねる強靭なベースにキレと甘さを兼ね備えたサックスが乗るファンク・チューン。
分かり易いメロディのヴォーカルも入ってますが主役はベースとサックス。
シンプルな音の構成もあって特にベースラインが美味しく頂ける逸品です。

tr.3 For the love of you
言わずと知れたアイズレー・ブラザースの超人気曲のカヴァ。
既聴感のあるギターによるレゲエ味のウワモノやクリスピーなドラムで本家よりもファンクネスを強めながらも激甘スロウに仕上げ。
歌はコーラスのみで終盤のソロを頂点にサックスが歌いまくる極上のカヴァとなってます。
是非、Between the sheets のカヴァもお願いしたいです。
tr.14(輸入版は恐らくtr.13)にはダンサブルなアレンジを施したリミックスを収録。


tr.4 Once you get started
ルーファスの同名曲をヴォーカルを主役にカヴァ。原曲未聴。
70年台の味がするイントロがイイ感じ、なんですが。
オリジナルはチャカ・カーンがヴォーカルを取っているハズなので歌を前に出すのは危険では?

tr.5 Smooth
淡々としたベースと甘くリッチなピアノによる導入部だけでイケてる曲ですが主役のサックスが更に素晴らしい。
Gファンクの定番である甘く切ない高音シンセもこっそり効かせた爽やかなメロウ・ファンクです。

tr.6 Gititon
スペイシーなエフェクトを掛けたヴォーカルを随所に配置したミッド・ファンク。
泥臭さが溢れるトラックですがサックスは力強くもメロウでポップ。明るく聴き易い仕上がりです。

tr.7 Girls should stick together
Trijntje Oosterhuis という女声ヴォーカルを前面に出したほんわかメロウ・ミッド。
歌唱もメロディも抜群でサックスを除けば非常に出来の良いソウルです。
キャンディ姐さんには申し訳ないですが居なくても成立してしまう高い完成度。

tr.8 Wish you where here
ヴァラエティに富んだ今作では逆に目立つ、仕掛けの無いシンプルなメロウ・インスト曲。
一発で耳に馴染む強力なメロディを持っているので大人しい仕上がりも納得。

tr.9 Allright
ほんのりサイケデリックな味付けがされたミッド・ファンク。
ヒップホップ的な中毒性の高いトラックですが少しサックスを前に出しすぎているせいか、惜しい出来。

tr.10 Give me some more
こちらはギターリフの中毒性の高さも生かしてヴォーカルも交えてバランス良く仕上げたミッド・ファンク。
骨太の仕上がりですが甘いメロディとサックス・ソロも用意、美味しいトコを詰め込んでます。

tr.11 Sunday cool
アップテンポで疾走する都会的なファンク。
テンポを上げるとグルーヴが死にがちですがカッティング・ギターを中心にしっかりグルーヴィ。
勿論主役のサックスもキレキレ、御洒落でオトコマエという贅沢な楽曲。

tr.12 Bard
渋いベースラインに甘いサックスが乗る、気だるいメロウ・チューン。
硬いドラムと立体感のある音でひたすら心地良いグルーヴに浸れます。

以下、日本盤のみのボーナス・トラック。
tr.13 D's tune
どこと無くパパ・ダルファーを想起させる現代的なプロダクションのキャッチィなアップ。
はっちゃけたサックスが大暴れするのでプロダクションは好みに合わずとも間違いなく楽しめるはず。

tr.15 For the love of you
サックスの甘さを生かしつつ、クラブ向けに調整されたリミックス。
ド派手なtr.14に比べやや落ち着いた仕上げでこちらの方が出来がいい、かな?


多彩な楽曲と仕掛けを用意しつつも高い品質のメロディ、統一感のあるプロダクションで仕上げられた素晴らしいアルバム。
目玉となるアイズリーズのカヴァ以外にも聴き所満載、捨て曲の見当たらない傑作です。
ボーナスのtr.13も上質なのでリミックスが要らない方も日本盤のご検討を。

っと、新譜でてましたね。どうしよっかな~。

Crazy -CD+DVD-Crazy -CD+DVD-
(2011/10/01)
Candy Dulfer

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ベスト盤ならエッセンシャル・シリーズで、いかがでしょ。

EssentialEssential
(2008/09/30)
Candy Dulfer

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テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

Aisian Dub Foundation / RAFI's Revenge (アジアン・ダブ・ファウンデーション)

Rafi's RevengeRafi's Revenge
(1999/10/05)
Asian Dub Foundation

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インド/パキスタン系の移民らしく政治的なメッセージを多く含む英国のバンド。
`97年発表の「R.A.F.I.」の出し直し盤。

エイジアン・ダブ・ファウンデーションの一応3rd「RAFI's Revenge」`98年リリース。

tr.1 Raxalite
サーフ・ロックの特徴的なギターをダブに乗せた楽曲。
お茶目な疾走感とタイトで攻撃的ビートの組み合わせのインパクトは絶大。

tr.2 Buzzin'
不穏なベースラインとラガ主体のヴァースと明るいフックを持ったミッド。
荒っぽい音のパーカッション連打とポップなフックで分かり易い。

tr.4 Assassin
ロック系のギター、アンビエントなウワモノ、ダブのビートが混ざった楽曲。
雰囲気はドラムン・ベースに近いかも。中毒性の高いトラックはかなり良い出来。

tr.6 Charge
緊張感のあるドランベ。分かり易くなったゴールディ。
ヴォーカルは完全に添え物ですがこの方が聴きやすいと思います。

tr.7 Free Satpal Ram
中東風のストリングスとハードなギターが印象的なヒップホップ。
あからさまに政治的・民族的なメッセージを含んでいるようですがそれとは関係なく楽曲自体の出来が素晴らしい。

tr.11 Change
中東風味の変なヴォーカルとギターが耳に残る楽曲。
個性は強いですが意外とインパクトは薄く曲の出来もほどほど。


ギターやラガなど個性のかたまりでとても面白いですが聴き慣れてしまえばドラムン・ベースの亜種。
トラックは良い出来ですがフロウは似たようなモノばかりなので飽きやすいです。
政治的な活動から生まれたグループらしいので音楽単体で聴くモノではないのかも。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

My Life With The Thrill Kill Kult / Sexplosion! (マイ・ライフ・ウィズ・ザ・スリル・キル・カルト)

My Life With The Thrill Kill Kult/Sexplosion!

アンダー・グラウンドで活動していた怪しいロック・バンド。
90年代はいくつかのサウンド・トラックで名前が見られたりします。

マイ・ライフ・ウィズ・ザ・スリル・キル・カルトの多分3rd「Sexplosion!」`92年リリース。

tr.1 The international sin set
チープなドラムと怪しいウワモノのループが癖になるグルーヴィなミッド。
アシッド・ジャズ的な雰囲気もありますがオサレとは無縁。

tr.2 Leather sex
ベースとピアノが跳ね、細かい電子音がうねるハウス。
歌メロもエフェクト過多ではありますが分かり易くキャッチィな仕上がりです。
音数は多いですがあまり邪魔にならない程度にまとめられており、丁度良いうるささ。

tr.3 A martini bilut for 2
ムーグ・シンセが効果的でサイケデリックな雰囲気に満ちた楽曲。

tr.4 Dream baby
どうにも安い音の集合体のループ感の強いミッド。
安いくせに音離れは良く、左右への音の飛ばし方も心地良い。

tr.6 Sexplosion
中毒性の高いリフとグルーヴを持ったジャジィなミッド・ファンク。
歌メロも悪くは無いですがトラックの出来が良いので若干邪魔くさいかも。

tr.7 Princess of the queens
ラテン風のノリも感じるハウス。
単純でキャッチィな歌メロ、比較的シンプルなトラックで分かり易い楽曲です。

tr.8 Sex on wheelz
デヴィッド・ボウイも楽曲を提供した映画「Cool World」のサントラ収録曲。
ちょっとヴァージョン違いでコレが多分オリジナル。サントラ版よりも若干シンプル。
猥雑なグルーヴに鬼キャッチィなメロディとギターリフ、退廃的なホーンで即効性も抜群。
ジャズ、ロック、ハウスなどをドロドロに混ぜてポップに仕上げています。
tr.11 にはサントラver.をよりフロア向けにしたリミックスを収録。こちらもカッコイイ。

tr.10 Mystery babylon
ピアノとギロが可愛いトロトロなミッド。
ユル~いサックスと女声ヴォーカルに浮遊感があって心地良いですが7分はちと長い。


ハウス・ミュージックを基調にハードロックやジャズの音を追加した個性的な音です。
クスリ臭い雰囲気に満ちているので万人向けとは言い難く退屈な楽曲もありますがtr.8は聴く価値あり。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

Adika Pongo / Groovin' Up! (アディカ・ポンゴ)

Groovin’ Up! Hits: 1997-2011Groovin’ Up! Hits: 1997-2011
(2011/06/27)
Adika Pongo

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イタリアの…ジャンルはファンク系のスムース・ジャズ、かなぁ。
エクスパンションからリリースされているのでアーバン・ミュージックなのは確定ですが。
97年の録音と今年の録音を混ぜたアルバム、のようです。

アディカ・ポンゴの多分デビュー盤「Groovin' Up!」`11年リリース。

tr.1 Diamonds
軽いカッティング・ギターと跳ねるベースにリッチなシンセが艶のあるグルーヴを出しているミッド。
歌部分に入るととたんに艶が引っ込んでしまいますがイントロの20秒だけでヤラれます。

tr.2 Forever
ともすればムーディ~になりそうなバランスのスムースなミッド。
耳を捕らえるロマンちっくなメロディと甘いトラックは80年のソウル的な臭みと旨味。
最初は恥ずかしい音ですが慣れれば癖になります。

tr.4 Everybody
70年代のファンク・バンドから灰汁を抜いたようなキャッチィなグルーヴィ・ミッド。
初期のディスコに近い音楽性、かな?爽やかさとドロ臭さと分かり易さがあります。

tr.5 Good day
メロディ、音造りなどモータウン・サウンドっぽいポップ・チューン。
ソウルフルな質感とゴージャスなブラスでかなり楽しく即効性の高い曲。

tr.6 Chill out
甘くセクシーなフック、滑らかさと攻撃性を兼ね備えたグルーヴの極上ファンク・チューン。
随所にラリー・ブラックモン的な粘こいヴォーカルを混ぜてファンク好きのツボをついてきます。
更ににハモンド・オルガンの熱く粘るソロ・プレイはアゴが外れる程の格好良さ。
ただ、気のせいかも知れませんがコンピの音源の方が綺麗なように感じます。

tr.7 Let's be alone together
なんとなくマーヴィン・ゲイ風味のソフトなソウル。
涼しげなギターとシンプルなベース、爽やかなメロディの楽曲。

tr.8 The look in your eye
ドゥーワップ系のコーラスをイントロに配置したメロウ・ミッド。
やや薄味の仕上がりですが高音シンセやメロディラインは魅力的。

tr.9 Ain't gonna last
渋いベースとほんのり甘いギターでシンプルに仕上げられたジャジィなスロウ。
地味ですが音数が少なく聴き込み易く、繊細な音を楽しむのに丁度いい曲。

tr.11 We got each other
ブラックスプロイテーション・ムービーっぽい、サイケデリックな味付けの明るいファンク。
個性的ですがテンポが速いせいかあっさりしすぎなグルーヴは物足りない。

tr.12 Goodbye to yesterday
気だるいスロウかと思ったらノイジーなギターが炸裂する派手な展開を持った曲。
歌メロは地味ですがクリスピーなドラムとディストーション掛け過ぎなギターが鮮烈。


歌メロを前に出したバランスと輪郭のぼやけた音のために一聴した印象は薄味。
トラックに集中するととたんにファンクネスやソウルをはっきり感じ取れると思います。
UKソウルに近い上品な仕上げがされているので好みが分かれそうですがtr.9までは退屈しないハズ。
オサレ音楽として流すのは勿体無い、聴き込みに確実に応えてくれる好盤です。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

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