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Foesum / Cali Life (フォーサム)


CALI LIFECALI LIFE
(2014/09/03)
FOESUM

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LBCのローカル・ヒップホップ・チームの日本限定オリジナル・アルバム。
既にレビュー済みの「G Funk Shun」とほぼに同時リリースされました。


フォーサムの6th「Cali Life」`14年リリース。

tr.2 Cali life
ブヨったシンセとトークボックスでねっとり迫るミッド・ファンク。
終盤には2Pac/california loveで御馴染みWest coast pop rockネタもあります。

tr.3 Another house party
妖しく甘いピ~ヒャラ系シンセが懐かしいボー・ロック客演のメロウ・ミッド。
ゲストの煙たい声と高音シンセにハンドクラップが非常に良く合う渋くてオサレなファンクです。

tr.4 It's LBC
今作にてトークボックスを聴かせるSin2が制作した黄昏メロウ・ファンク。
女声ヴォーカルImaa-Is Back(多分)の落ち着いた歌唱にちょこっとザップねたを散りばめた逸品。

tr.5 Dubbz up
今作一の大物ゲストMC EihtをフィーチュアしたOG感漂う正調Gファンク・チューン。
メリハリに欠けた安い音もクラシックの雰囲気に変換してしまえば美味しく頂けるでしょう。

tr.6 Summer sweetz
DS455の「Summer Sweetz」収録曲のリミックス。ゲストは勿論ケイザブロー、制作はPMX。
トラックはほぼ同じだと思いますが、MAYによるクール・アンド・ザ・ギャング/Ladys nightの引用部分はカットされ、その分甘みは控えめ。

tr.7 Reak talk
ぶよったベースと切れの良いハンドクラップが心地良いシンプルなミッド・ファンク。
Lady Black Byrdの煙たくかすれた歌フックでメロウに聴かせます。特に終盤は彼女が主役。

tr.8 Come on girl
かなり明るい音で構成されたシンセによるウワモノがお茶目なポップ・ミッド。
ゲストにはボー・ロックおかわりでほんわか系トラックに映える、明るくゆるい歌を乗せています。

tr.9 Out tha gate
エレクトロ風味のシンセがイカすディスコ・ファンク。Sin2によるトークボックスもフィーチュア。
シンセがあまり尖っていない事もあって今風のトラックにはなっておらず作品に溶け込んでおります。

tr.10 Just a part of life
甘切ない高音シンセが主導するトラックに力強いフロウが乗るメロウ・ミッド。
しっかりヒップホップ/Gラップでありながら甘さと滋味あふれる逸品に仕上がっています。

tr.11 Under tha sun
三度登場ボー・ロックをフィーチュアしたバウンシーな甘口ミッド・ファンク。
甘すぎず強すぎず程良い湯加減のトラックと多めの歌フックで耳に馴染み易い曲です。

tr.12 Together as 1
'00年頃を想起させる琴の音をウワモノにした不穏なGファンク。ゲストはTwo-J。
フォーサムやDS455で聴きなれているせいか2Jの日本語フロウに微塵も違和感無く堂々としたもの。

tr.13 Back against tha fence
MCエイトおかわりで制作はDJ Couz。tr.5に比べ良い音で展開されるミッド・ファンク。
♪ジェーア♪を控えた分エイトの存在感は希薄ながら後半のトークボックス乱舞でインパクトは大。

tr.14 Reflexions
前述Lady Black Byrd客演でゴリっとハネるミッド・ファンク。
コーラスが薄いせいかトラックの派手さにメロディが負けており、ちょっと惜しい出来。

tr.15 Get up out yo seat
恐らく初耳、Mr.Low-Dという日本語ラッパーをフィーチュアした分かり易いミッド・ファンク。
〆としてはやや弱い楽曲ではありますがゲスト含め安定感のある仕上がり。


懐かしい質感のメロウ・ファンク中心で名盤「Perfection」を想起させる場面も散見される良作。
日本人ゲストが目立たないというよりは自然に溶け込んでおり日本限定リリースは勿体無いです。
完成度は「G Funk Shun」にゆずりますが、よりフォーサムらしさを求めるならこちらをどーぞ。
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

Daz Dilly (Dillinger) /Weed Money (ダズ・ディリー)


Weed MoneyWeed Money
(2014/05/20)
Daz Dilly

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ダット・ニガ・ダズあらためダズ・ディリンジャーに続いて、3度目の改名をした西の古豪。
とは言えエグゼクティヴ・プロデューサーの名義はディリンジャーなので恐らく気まぐれ。


ダズ・ディリーの「Weed Money」`14年リリース。

tr.2 448 gramz
図太いボトムの自己主張が強烈な、どろどろヘヴィ・ファンク。
制作は今作においてほとんどの楽曲を手掛けているTrippy Keezという人物。

tr.3 What up
電子音を敷き詰めたテンションの高い攻撃的なアップ。
トラックとダズのゴリ押しフロウとの相性が非常に良く文句無しにかっちょイイ。

tr.4 Blow'd up
ハンドクラップを使用したクリスピーなビートに軽めの電子音を載せたポップなトラックのミッド。
デヴィン・ザ・デュードとスヌープ・ドッグという大物ゲストも召喚。
ただスヌープに関してはアオリのみで声から察するに古い音源からの借用だと思われます。

tr.5 What's yo plesure
こちらはしっかりスヌープがラップし、制作はデイム・ファンクが務める幻想的なディスコ・ファンク。
デイムとスヌープの組み合わせから予想できる以上にゆるっゆるのふわふっふわに仕上がった傑作。
尋常ではない浮遊感とスムースネスをたっぷり味わえるドリ~ミ~な楽曲です。

tr.6 1-2-3-4
制作は前述のKeezさんですがゲストに御馴染みスーパフライを呼んだエレクトロ・チューン。
甘口のウワモノに高速ビートが絡むトラックに場違いなダズの前のめりなフロウがキレキレ。

tr.7 Scorcher
スクリューヴォイスにダズとクラプトの奇声を散らしたDPG仕様の不穏なGファンク。
やや単調さがあるものの高い突進力を備えた重く煙たい逸品。

tr.8 I.D.G.A.F.
スリム・キャルフーンをフィーチュアし中東風の妖しいウワモノを乗せたミッド・ファンク。
ダルいフロウが売りのスリムもダズとのコンビネーションで割と厳つくラップしています。

tr.9 Real wit'cha
Z-Roをフィーチュア、甘めのトラックで攻撃的なフロウをカマすメロウ・ミッド。
ダズよりも若干スムースな分、ゲストの方が曲にはあっているかな。

tr.10 Overtime
女声ヴォーカル/ラップを随所に配置しポップな部分を打ち出しつつもビート強めのミッド・ファンク。
男性ラッパーも参加しているので歌モノでありながらGラップの強面な味わいは高め。

tr.11 Thug'n & hustl'n
Hot boy Turk、恐らくホット・ボーイズのタークとクラプトがゲスト。
タイトルに相応しい危ない雰囲気を撒き散らす気だるいGファンク・チューン。

tr.12 The reason why
ショート・チョップ、ヤング・バック、マーフィー・リーら懐かしい面々をフィーチュア。
集団ラップが映える荒々しいトラックで個性的なフロウによるマイク・リレーがさくれつ。

tr.13 Love 2 hate
ドラマ・ボーイが制作を手掛けた重くスプーキーなヘヴィ・ファンク。
隙間の多い凶暴な音を敷いたトラックとダズのラップの相性抜群な楽曲です。

tr.14 I.D.K.
堅いスネアが耳に痛いシンプルかつ強靭なトラックのヘヴィ・ファンク。
切れ味鋭いラップも非常にテンションが高く攻撃的な仕上がりの逸品。

tr.15 タイトル不明。
今時珍しいノーヒントのヒドゥン・トラック。早回しネタを使用した前のめりなゴリゴリ・ファンク。
隠す必要は全く感じられないダズらしい突進力に満ち溢れた素晴らしい楽曲です。


良く確認せず購入しましたが一応デラックス・エディションの表記がアリ。
良曲揃いのtr.13以降がボーナス扱いなのでもしかしたらDL盤では聴けないかも。
近作同様甘さ控えめ愛想も悪いので一見さんお断りな代わりに旧来のファンは満足するはず。
ゲストも地元を中心に幅広い地域と知名度の方々を揃えて豪華、かつ巧くまとめています。

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

Foesum / G Funk Shun (フォーサム)


G・ファンク・シャンG・ファンク・シャン
(2014/08/27)
フォーサム

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スヌープやドレ程の成功は収めていないものの、西海岸を代表するメロウ・ファンクの伝道師。
DJグレイズは今回も不参加の模様で既に脱退しているのかも。
チカノ勢との実績もあるフランスのGファンカー、DJ AKが全面的にプロデュースした新作をレビュ。

フォーサムの「G Funk Shun」`14年リリース。

tr.1 Shine & grind
ザップ風の音をふんだんに使用した正調西海岸ファンク・チューン。
デス・ロウ系女声シンガーを想起させるターシャの煙いヴォーカルもイイ感じ。

tr.2 On a sunday
涼しげなシンセとパーカッションが耳に残る爽やかメロウ・ファンク。
DJ AKによるトークボックスのフックは癖が控えめながらも甘い粘りがあります。

tr.3 We up in here
ターシャをフィーチュアしフロア向けにドラムを強めにしたエレクトロ・ファンク。

tr.4 One night
ターシャ客演、甘く黄昏るギターと切れの良いハンドクラップが心地良いメロウ・ミッド。
良いメロディを用意したフックの分量が少なくやや物足りなく感じる、あっさり気味の仕上がり。

tr.5 Like us
チープなシンセ・リフをウワモノにしたちょっと重めのミッド・ファンク。
割れたエフェクトで不穏な雰囲気を出したフックが印象的なギャングスタ仕様の楽曲です。

tr.6 House party
軽快なカッティング・ギターと甘い高音シンセによる明るいミッド・ファンク。
ぼんやりしたゆるさが心地良いフックを担当するのはダヴ・シャックのボー・ロック。

tr.7 G funk shun
ボー・ロック客演で80年代風ゴージャス・シンセ主体のメロウなミッド・ファンク。
ボーの歌に絡むセクシーなサックスで上品な甘さも加味したバランスの良い逸品。

tr.8 Goin in on em
80年代風の音を中心にブヨったシンセを乗せて不穏な甘さを撒き散らすミッド・ファンク。
客演のターシャも故ネイト・ドッグを想起させる低血圧で平坦な歌でドスの効いた楽曲。

tr.9 Keep it movin
ボー・ロックをフィーチュアした甘く切なくやるせない、極上スムース・ジャズ。
ウォーレンG/So many waysをアウトロに引用してますがネタ抜きに素晴らしい逸品。

tr.10 Bump
DJ AKのトークボックスをたっぷり聴かせる、粘っこいウェッサイ・ファンク。

tr.11 Welcome to my Zone
キレの良いパーカッションがDJクイック風味のミッド・ファンク。
フックはAKによるトーク・ボックスで出番も多いですが聴き所はラップとトラックでしょう。

tr.12 Shut it down
少し前のめりなグルーヴでフロア向けと思われる陽性ミッド・ファンク。
トーク・ボックスによるフックはちょい弱いですが分かり易い楽曲に仕上げてあります。


全体的にフックが淡白なので即効性はあまり高くありませんが品の良い作品です。
DJ AKによるプロデュースはフォーサムのイメージに良くあっておりゲストの起用も適格。
フォーサム、AKのファンは勿論、めろ~うぇっさい好きな方には間違いの無い鉄板でしょう。

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

Will Smith / Willenium (ウィル・スミス)


WilleniumWillenium
(1999/11/18)
Will Smith

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DJジャジー・ジェフ&フレッシュ・プリンスのフレッシュさんとしてデビュー。
近年は宇宙人から地球を救ったり悪人と戦ったり女性を口説く日々を送っておられます。

ウィル・スミスの2nd「Willenium」`99年リリース。

tr.1 I'm comin'
3rdにも参加していたTra-Knoxというヴォーカル・グループをフィーチュアしたミッド。
ウィルのパブリック・イメージに沿った陽性かつパワフルな分かり易い楽曲です。

tr.2 Will 2k
トラックマスターズ制作K-Ci客演、ネタにはザ・クラッシュ/Rock the Casbah等を使用したアップ。
疾走感のある賑やかなトラックにゲストが映えるパ~リ~チュ~ンになっております。

tr.3 Freakin' it
トラックマスターズ制作でtr.2と同路線の明るいアップ。ネタはダイアナ・ロス/Love hangoverなど。
両方の曲に言えることですがフレッシュ・プリンスらしい鬼ポップな仕上がり。

tr.4 Da butta
リル・キムをフィーチュアしLTD/Back in time againをサンプリングしたミッド・ファンク。
制作はケイジーとダレン・ライティですがオサレ感は薄めでポップに聴かせます。

tr.5 La fiesta
南米系のトロピカルなパーカッションを敷き詰めたやたら陽気なポップ・チューン。
曲調に引きずられると分かり難いですがウィルのラップの疾走感が非常にイイ感じ。

tr.6 Who am I
ロドニー・ジャーキンス制作、タチアナ・アリとMCライトが客演するポップ・ミッド。
トラックこそロドニーっぽいオサレな曲ですがフックはかなり明るくハネてます。

tr.7 Afro angel
奥様のジェイダ・ピンケットが語りで参加したメロウ・チューン。
コーラスは奥様ではなくアンセムという女性ヴォーカリスト。制作はSFPのソース。

tr.8 So fresh
ビズ・マーキー、スリック・リックというオールド・スクーラー泣かせのゲスト。彼らはPVにも登場。
制作はジェフ・タウンズことジャジー・ジェフ、そしてこのタイトル。完璧。
坂本九/スキヤキねた含むゲスト関連のネタも織り込んだ、最高のゆる~いミッド・グルーヴです。

tr.9 Pump me up
サブ・タイトルには"Performed by DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince"とあります。
トラブル・ファンクなどオールド・スクールねた盛り沢山で勿論トランスフォーマー・スクラッチも炸裂。

tr.10 Can you feel me?
JJ制作、イヴ客演、マイケル・ジャクソン/Working day and nightを使用したアップ。
Lia Grantという可愛い声の女性ヴォーカルがフックを担当、非常に愛想の良い仕上がり。

tr.12 No more
前述のLiaちゃんが所属するBreezeというグループをフィーチュアしたスムース・ジャズ。
制作はJJでネタ由来と思しき流麗なピアノが素晴らしいオサレ度の極めて高いメロウな逸品。

tr.13 Uuhhh
ケル・スペンサー客演、JJ制作、ホセ・フェリシアーノ/Susie Qを使用したミッド・ファンク。
ネタ感薄く音数をやや控えてスリリングな仕上がりで今作中では地味ながら格好良い曲です。

tr.14 Wild wild west
後にハリウッド・スターとなるジェイデン君が「わーわーわ」とかますイントロが鬼キュ~ト。
自身の主演映画用の楽曲で映画以上に大ヒットしたド派手なファンク・チューン。
ゲストはドゥルー・ヒル、クール・モー・ディーでネタはスティーヴィー・ワンダー/I wish。
勿論クール・モー・ディー/Wild wild westもしっかり引用しております。
ほとんど目立ちませんが実はスクラッチはジャジー・ジェフが担当しているようです。

tr.15 The rain
ジル・スコット客演、トラックにデニース・ウィリアムス/I believe in miraclesを使用したメロウ・ミッド。
制作はJJです。ゲストの柔らかい歌唱が素晴らしく終盤の子供コーラスはちょっと邪魔。


ヒット曲Wild wild westを聴けば分かるとおり、時流を捕らえたゲストと昔馴染みを織り交ぜつつ、満遍なく分かり易い楽曲を揃えたビジネス・センスに脱帽。
いつも通り安全なリリックとポップな音楽性でヒップホップ入門盤としてもオススメ。
ジャジー・ジェフの関与が多い今作はtr.8はじめオールド・スクーラーな方にもしっかり対応。

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

DJ Quik / Under Tha Influence (DJクイック)


Under the InfluenceUnder the Influence
(2002/06/04)
DJ Quik

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ブラッズ出身のギャングという出自からは想像出来ない洗練された音を出すトラック・メイカー。
スムースネスとファンクネスの両立を難なくこなし、地に足の着いた音と活動を続けるヴェテラン。

DJクイックの6th「Under Tha Influence」`02年リリース。

tr.1 Tha proem
ぼやけた音をドラムでキチっと締めた陽性ウエッサイ・ファンク。
ゲストにはHi-C、タリブ・クウェリにShyheim Da Kid(多分ウータンの一員)というラッパーが参加。
トラックは魅力的ながらフリー・スタイルを聴かせる曲のようでやや冗長。

tr.2 Trouble
しつこく繰り返される妖しくうねるギターのリフが耳に残るミッド・ファンク。ゲストはAMG。
イカすフレーズが出来たらそれ以外は不要、というヒップホップの基本を貫いたシンプルな楽曲。

tr.3 Come 2nyte
Drドレーにフック・アップされたトゥルース・ハーツをゲストに招いたミッド・ファンク。
切れの良いビートに合わせた主役のフロウはタイトでフックも程好い甘さで聴き易い曲です。

tr.4 Put it on me
そのドレーが制作とミックスを手掛けた即効性の高いGファンク。
ウォーレンGの4thに提供していた"Lookin at you"とほとんど同じ楽曲なのがアレですけども。
ノクターナルとMimiという女声シンガーをフィーチュアしておりウォーレンver.よりもやや豪華。

tr.5 Murda 1 case
重厚、軽やか、2種のピアノを使ったジャジィな味わいがオサレかつGなミッド・ファンク。
ゲストはフォロア・モンチとKK。フックもありますが主役はトラックだと思います。

tr.6 Ev'ryday
ジェームス・デバージとHi-Cをフィーチュアしたビート主体のミッド。
決して悪い出来では無いんですが、曲と歌フックの相性が悪くデバージの無駄遣い。

tr.7 Get loaded
AMGが客演、ピアノやパーカッションがいかにもクイックらしい心地良さを醸しだすミッド・ファンク。
柔らかい音とグルーヴに攻撃的なパーツを散りばめるやりくちはいつもながらお見事。

tr.8 Gina statuatorre
レゲトンに触発された、にしては時期外れなレゲエ風のミッド・ファンク。
トラック自体のレゲエ感は薄めですがゲストのChuckyというシンガーがこの曲の方向性に大きく作用。

tr.9 50 ways
B2Mのウォンヤ・モリスが参加したメロウ・チューン。ドラムはポール・サイモン/50 ways to leave your loverより。
ギターと弦の擦れる音をウワモノにした乾きまくったトラックとモリスによるスキャットの熱が好対照。
曲に似合わぬ軽薄な主役のラップに屈する事無く、地味ながら深みのある逸品に。

tr.10 Quik's groove 6
甘く柔らかな質感のサックスが主役のインスト。ぐうの音も出ない程オサレなメロウ・ミッド。
イントロに漂うG臭さはビートに残しつつ、高級感のある艶っぽい仕上がり。

tr.11 Get tha money
アート・ブレイキー/Cubano chantをサンプリング、盟友シュガ・フリーが客演を務めるメロウ・Gファンク。
ネタ元含め深みある音で構成しながら下世話なギャングスタ・ラップを展開しており耳を戸惑わせます。

tr.12 One on 1
エル・デバージが客演しトークボックスも炸裂する激甘スムース・ミッド。
スキャットとギターが演出する極上の浮遊感、主役のラップも的確で完璧な仕上がり。

tr.13 Sex cryme
強めのビートにスペイシーな音を散りばめて妖しい雰囲気を撒き散らすクールなミッド。
派手さはありませんがシンプルで中毒性の高いトラックと一歩引いたラップの組み合わせは抜群。

tr.14 Birdz & da beez
すっとぼけたラップとトラックで親しみ易い仕上がりのミッド・ファンク。Hi-CとAMGがゲスト。

tr.15 Oh well
腰を落としたグルーヴを安い電子音とハンドクラップで飾ったミッド・ファンク。
ギターとコーラスが登場すると一気に妖しく不穏なウエッサイ・ファンクに変貌。
表記上は別トラックとなっていますが、tr.15の8:30から隠しトラックの様に"Out"が収録。
ストリングス主体の重厚かつユニークなインスト。まぁ無くとも良いでしょう。


ヒット性の高い派手な楽曲は無くアルバム全体としてのインパクトも薄め。
西海岸ギャングスタ・ラップの一枚として聴くにはオサレ過ぎてやや難度の高い作品です。
この作品の直後に発表されたベスト盤にはここからは1曲選ばれただけなので合わせて聴かれる事をお奨め。


Best of DJ QuikBest of DJ Quik
(2002/11/19)
DJ Quik

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他にもベスト盤はあるみたいですが、ジャケットが素晴らしいのでコレ一択。

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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